一物全体とは
皆様、こんにちは。
今日も天気の良いフランクフルトですが
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日はマクロビオティックの哲学の一つである
「一物全体・いちぶつぜんたい」
についてお話しようと思います。
一物全体とは
食べものは、全体を頂いて初めて
その食べ物の全体のエネルギーを頂くことが出来る。
なので、食べ物を丸ごとの全体、
調和の取れた状態で丸ごと頂くことによって
私たちも丸ごとのエネルギーを頂けて、
調和の取れた心身になっていくことが出来る、
と言う考えです。
丸ごとではなく、一部しか頂いていないと
私たちの心身も「一部」しかエネルギーをもらうことが出来ません。
そうすると、
心身が偏ってきてしまいます。
考え方が偏ってきたり、
カラダの調子も一部には効いても一部には効かなくなるなど、
調和の取れない状態になってしまうという事です。
「人は食べたもののようになる」ので、
「一部」しか頂いていないと、
考えが偏ってきてしまいます。
それが行き過ぎるとどうなるでしょう?
他の人の意見を聞けなくなる
自分だけが正しい
自分と違う意見の人を受け入れられない
排他的になる、攻撃的になる
自分と違う意見の人を見下す
それがもっとひどくなると、
原理主義に陥ってしまいます。
現代は、「一部」しか頂かない方の方が
増えてしまいました。
丸ごと頂くのは
難しい世の中になりました。
一物全体に則ると
もちろん、お肉や魚も
丸ごと一匹、一頭頂くことになります。
しかし、現実的には
丸々一匹、丸々一頭頂くのはとても難しいですよね。
なので、「一部」を頂いているわけです。
なので、どうしても
「一部」のエネルギーしか頂くことが出来ません。
その結果、どんな世の中でしょう?
未だに争いは一向になくなりません。
自分だけ良ければ良い
自分の周りの人たちさえ良ければ良い
自分の国の人たちさえ良ければ良い
分け与える
分かち合う
というのが難しくなり
貧富の差が世界的に益々広がっています。
だからと言って
お肉を食べるな、お魚を食べるな
と言っているのではありません。
食べてはいけないものは何もありません。
けれど、お肉やお魚で「一部」を頂いているのならば
お野菜や、玄米などで「丸ごと」を頂きませんか?
「一部」しか頂かないと
どうしてもアンバランスになります。
アンバランスだから
アルコールや甘いものや、薬やカフェインの
依存に陥りやすくなるのです。
新鮮で、生命力のある食べ物を
「丸ごと」を頂いていると
私たちの心身もフレッシュで、
生き生きしてきて
心身が丈夫になってきます。
そうすると自分の「軸」が
出来上がってきます。
軸を創るためには
ホールフードは欠かせません!!
今の世の中だからこそ
自分の「軸」を創って
望む未来を手にしていきませんか?
最後までお読みいただきまして
どうもありがとうございます。
皆様の幸せを心より
お祈り申し上げます。
沢山の愛を込めて♡
インナービューティークリエイター/
KIJ認定クシマクロビオティックアドバイザー
鈴木めぐみ
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